Getting Started With Raspberry Pi
Getting Started With Raspberry Pi (Make: Projects)
- 作者: Matt Richardson,Shawn Wallace
- 出版社/メーカー: Make Books
- 発売日: 2012/12/31
- メディア: ペーパーバック
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Raspberry Piを利用する上で基本的な知識に一通り触れてあって、一冊目としては最適だと思う。
- 基本的な情報、起動と停止
- Linux(Raspbian)の基本的な使い方
- RaspbianでのPythonの基本的な使い方
- Pythonでのアニメーションやマルチメディア
- Scratch(ビジュアルプログラミング環境)の基本的な使い方
- Arduinoとの連携
- 基本的なGPIOの使い方
- PythonによるGPIOプログラミング
- Webcam + GPIO + Python
- Internet + GPIO + Python
180ページ弱の薄い本なので、あくまで紹介に留めてあるけど、さらに知識を深めるための参照先も紹介してあるのでこの本で終わることもない。
最初の3章ぐらいは、簡単だなーと思ってさらっととばして読んでいたら、Scratchは全然知らないし、GPIOの使い方は基本的なLEDの点灯、消灯から始まって、PythonによるIO、SimpleCVによる顔認識を含むWebcamとの連携、ネットワークとの連携まで網羅してあった。付録ではアナログ回路の接続の仕方にも触れてあった。
また、いろいろと知らなかったことも多い。
- 実はいろんなインターフェースがある
- Display Serial Interface
- Camera Serial Interface
- ただしこれらは組み込み市場にはあるものの、市販のカメラやディスプレイは少なく、RasberryPi純正品を開発中だとか。
- SD CardはClass 4が望ましい
- 手元では、一応Class 10でも動いているんだが…
電子工作関連では
- アナログ回路は直接接続できない
- ADCを介する必要がある。
- GPIOにはジャンパワイヤのメスが差さるっぽい
- GPIOでの割り込み処理は実験段階で、今のところポーリングの方がよい
などなど。
この本を一通りなぞるだけでも、Raspberry Piの楽しさは実感できそうだ。