ラズベリーパイでI/O

Interfaceの増刊だけに、最初にARMやバスの説明があったりして、ハードウェアよりな印象がある。GPIO制御も、デバイスドライバ経由、レジスタを直接たたくなどの方法を紹介した上で、それぞれのやり方でどの程度速度が違うか測定してある。
8章〜10章ではLinuxドライバの作り方の紹介、11章ではRaspberry PiWebカメラやモーターを接続してウェブからカメラの画像を見ながら操作できるラジコンカーの作例がある。
雑誌だからそんなに深くは書いてなくて、11章なんかは再現するのも難しいとは思うが、だいたいどういう部品を使えばこういうことができるんだと言うことを知るだけでもとりあえずは面白い。
私はLinuxの会社にいるくせにLinuxのことはそんなに詳しくないのでRaspberry Piだけでなく、Linuxの知識としても参考になった。
そうだ、Linuxといえば3章のコラムでコストを下げたければLinux!みたいなことが書いてあるんだが、GPLについてこのコラムでは一言も触れてない。まあこれだけ読んでLinux組み込み製品作る人もいないとは思うが、ソース公開について書かないとお互い不幸になるよなぁ。


そういえば先日Raspberry Jam #2に行ってきた。面白い話はいろいろあったけど、はやみずさんの、温度管理が大変なハリネズミを飼うために、Raspberry Piに温度センサと赤外線LEDつけて、Twitterから温度を確認してリモコンを操作できるようにしている発表がとくに印象深かった。