AsciiDocは技術的な記事やマニュアル、本を書く際に必要なすべての構造的要素をサポートする
Markdownが1年生だとしたら、AciiDocは博士課程だ。
Wow! AsciiDoc is incredible!!
チュートリアルを書くのに最適な軽量マークアップ言語はなにか、広範囲(Markdown, Textile, reStructuredText, AsciiDoc)に渡って調査した。間違いなくAsciiDocが勝者だ。
AsciiDoc is the way forward
(どちらもDan Allen。このエントリのタイトルも。)
軽量マークアップ言語(lightweight markup language)なんてToDo管理ツールが乱立するのと同じように、みんなオレオレ言語作っててたいして機能的には変わらないだろうと思っていたんだけど、Dan AllenがAsciiDocをべた褒めしてたので、興味が沸いて少々調べてみた。
今の印象を書くと、書式の仕様は他の軽量マークアップ言語に比べて膨大なものの、単純な書式だけで利用することもできるし、応用も効くから、テキストベースで使う分にはAsciiDocにしとくといいんじゃないかなと思う。まあ(はてな記法や社内のMarkdownみたいに)システムに紐づいてるとどうしようもないんだけど。
現在のサイトは http://asciidoc.org/ *1。
User Guideを見ると、まずその分量の多さに驚く。それもそのはずで、AsciiDocは、DocBookの簡易記法として利用できる。AsciiDocで執筆されたドキュメントの一覧を見ると、Programming Scalaなんてのもあった。DocBookについてはあまり詳しくないのだけど、The Linux Documentation Projectや FreeBSD、KDE、GNOMEなどのドキュメントでも使われているそうだ。
asciidocコマンドでは、DocBookやHTML4、XHTML、Slidyへ変換できる。DocBookからはさらにHTML、PDF、EPUB、DVI、LaTeX、roff、Postscriptに出力できるというから、まあ不自由はしなさそうだ。また、最近GithubでもAsciiDocのプレビューができるようになった。
このプレビューは、Pythonによるオリジナルの実装ではなく、AsciidoctorというRubyの実装によるもの*2。
けっこう時間がかかったので、まずはここまで。