すくすくスクラム#2

すくすくスクラムの第二回に参加した。
講師は、セントラルソフトの林氏と、JPA*1Emerson Mills氏。

林氏の方は、わりとスクラムの入門の話であった。
Millsは、以前XPJUGで話を聞いて、そのときの内容はあまり覚えてないのだが、少なくとも今回は全く違う話だった。
メモから言葉を起こしてみる。

スクラムとは、
作業者が主導権を保持する製造形態
である

かつては顧客と作業者が近かったが、今となっては、作業者⇔グループ管理者⇔プロジェクト管理者⇔プロダクト管理者⇔営業⇔顧客 程度の距離がある。それぞれの伝達でノイズが発生し、伝言ゲームになってしまう。
これの距離を短くした方がよい。

スプリント計画ミーティング(前半)では、プロジェクト管理者、顧客、経営者が主に参加するが、開発者も参加した方がよい。
TMI (Too much information)という問題があるが、プロダクトバックログに優先順位をつけることで、開発者にもソフトウェアの市場価値が分かる。それによってフィルタリングできるようになる。
そのように、作業者は全体を把握して、開発以外も担当すべき。また経営者も、チームに入れるべき。他との兼務をしている技術者同様に、一チームに少しだけ時間を割くことを継続する。
これは経営側にとっても、・負担軽減・開発側の情報の収集という効果がある。同様に顧客も巻き込むとよい。
プロダクトバックログで要件を把握、スプリントバックログで進捗を把握できる。

コミュニケーションについて、スクラムは少し古いかもと話していた。現在使える道具があれば、もっと効率よくできるのに、とのこと。
・道具としては、バックログskypeIRCなどを使う。

この機会を提供していただいた株式会社QUICKid:ebackyさん他の皆様、ありがとうございました!
室内がすごく綺麗で、いや羨ましい環境でした。

眠いのでいったんこれくらい。

*1:JPAは会社じゃないけど