xUnit Test Patterns読書会
xUnit Test Patterns: Refactoring Test Code (Addison-Wesley Signature Series (Fowler))
- 作者: Gerard Meszaros
- 出版社/メーカー: Addison-Wesley Professional
- 発売日: 2007/05/21
- メディア: ハードカバー
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WEwLC読書会から継続参加がほとんどのなか、初参加が4人くらいで、計15人か16人だったか。
今日の結論としては、この厚さでかつ硬派、Unit Testに真っ向から取り組んでいてページ当たりの情報量も多い、Gerard Meszaros もう少し自重してくださいお願いしますという話になっていた。
なんとも、すごい本だ。今日サインアップした人たちは、徹夜で(!)翻訳した人もいて、参加者も気合いが入っていた。
英語では、同じような内容が http://xunitpatterns.com/ にあるらしい。
今回はプロジェクタは無し。発表者は、Wikiを朗読する人がほとんど。スケッチブックで手書きスライドを作ったのは川西さん。
さて、今日の進捗は4章の途中まで。
- Preface
- Introduction
前書きが約30ページと結構長く、また内容が濃い。まだ他にRefactoring a Testという節もあったがこれはまた次回。
- Chapter 1. A Breaf Tour
- Chapter 2. Test Smells
- Chapter 3. Goal of Test Automation
- Chapter 4. Philosophy of Test Automation
この辺は概念的な話で、なぜやるか、という事が主題。
2章は、テストの臭い、の話
臭いは、リファクタリングで初出だが、問題のあるコードにあらわれる特徴をカタログ化したもの。
重要な特徴は、以下二つ。
- 問題本体よりも見つけやすい
- 問題があれば発生しがちだし、問題がなければ発生しにくい
xUTPの中では、オムツの交換を例として挙げてある。
臭いのジャンルとして、3つ挙げてあった。
- コードの臭い
- 振る舞いの臭い
- 振る舞いの臭いで重要なことは、実装コードの変更時、必要以上にテストが失敗しないか、ということ。その場合は、テストの作り方にFragile Testという問題があるかもしれない。
- プロジェクトの臭い
- プロジェクトに問題がある場合の特徴。
- 対処法として、トヨタ生産方式の「5つのなぜ」が挙げられていた。
- これについては、違和感有り。対人的に5つのなぜを使うと、犯人探しやマイクロマネジメントに堕ちる可能性がある。原因指向よりも、解決指向がいい場合もある。例えばPAL(ポジティブアクションラーニング)とか。もちろん使い方次第だけど。
3章は、テスト自動化の目標について。
- 経済的な目標としては、テストを作成することで、徐々に作業量が減ることを目標として掲げている。テストコードの作成、保守にかかる時間が減らなければ意味がない。
- この本のパターンを使うことで前者に近づけるとは思うが、それでも100%成功ということは考えにくい。本書でも挙げてあるが、アピールとするには、ちゃんと数字をだして行くしかないだろう。
- 上記の点がステークホルダに訴求するには難しいので、テストには手間がかからない、といった方向で訴求する事を考える